スクラッチ(SCRATCH)-子供に最初に学ばせたいプログラミングツール-

scratch
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スクラッチ

上のgifはFlyNexiaで教えるプログラミングツール「Scratch (スクラッチ) 」の画面です。ブロックをつなげるだけでプログラミングが完成するので、直感的にプログラミングが出来、非常に子供向きのプログラミング教材となっています。

先々週まで親子プログラミング無料体験会をしておりましたが、「プログラミングって何?」「スクラッチって何?」というご質問が多くありましたので、今回の記事にて説明したいと思います。

出来る限り分かりやすい言葉と図でまとめました。

プログラミングとは

日本語、英語、プログラミング言語

簡単に言うとコンピューターと話すため、指示するための言語です。プログラミング言語と呼ばれますが、個人的には英語、イタリア語などと同じようにプログラミング語と呼んだ方が分かりやすいと思っています。これを使用することで、コンピューターと意思疎通が図れます。

通常の言語と違うのは、「具体的に、正確に伝えなければいけない」という事です。抽象的であいまいな指示をしてもコンピューターは動いてくれません。逆に言うと具体的で的確な指示をしていれば、コンピューターは絶対にやってくれます。

ちなみに、プログラミング言語は英語と並ぶ世界共通語と言われています。というより、コンピューターに使用する言語はプログラミング言語という考え方であれば、英語を遥かに凌駕する一番の世界共通言語と言えるでしょう。

プログラミングで養える3つの力とは

では、プログラミングを学ぶことでどのようなスキルが身につくのでしょうか?

一般的には

  • 1.論理的思考力
  • 2.問題解決能力
  • 3.発想力、想像力

を養うことができるといわれています。この3つの詳細はスクラッチのご説明の後にご説明します。

プログラミングが将来どんな役にたつのか?

勉強の基礎

2020年に小学校のプログラミング教育が必修化されるという事で、「そもそもプログラミングなんて将来に必要なの?」と思われる方も多いかと思いますが、結論から言うと「プログラミングの知識が必要ない職種もあるが、プログラミングの経験は様々な職種のみならず実生活にも活かせ、更に今後生まれるであろう新しい職種にも柔軟に対応できるようになる」と考えます。

まず、2020年のプログラミング教育に関して、「プログラミング」という科目が増えるという事ではなく、様々な教科にプログラミングの要素を入れていく形になります。逆に言うと、「プログラミングを学ぶことは様々な教科の基礎を学ぶこと」と言えると思います。

スクラッチと算数

特に算数の分野においては上のgifを見てもお分かりかと思いますが、距離、角度、座標など様々な算数の要素を「遊びながら覚える」ことができます。この「遊びながら覚える」ことで、子供たちには難しい算数の要素も理論より先にビジュアルイメージとして理解ができます。

また、国がプログラミング教育を必修化した理由として、IT人材不足もありますが、「プログラミング的思考」を身に着けることが重要であるという考え方があります。「プログラミング的思考って?」と思われる方もいるかと思いますが、こちらも後ほどご説明します。

スクラッチとは?

上の動画はスクラッチの紹介動画です。一度ご覧頂ければと思います。スクラッチとは、ブロックを繋げることでプログラミングが出来るツールです。2006年にMITメディアラボのミッチェル・レズニックが主導するライフロング・キンダーガーデン・グループが開発しました。

子供にもわかりやすい見た目でプログラミングが出来るビジュアルプログラミングというツールなので、プログラミング教育に最適のツールの一つと考えられています。

スクラッチでプログラミング学習が簡単に学べる

スクラッチでプログラミングを学ぶメリットは「子供でも簡単にプログラミング学習ができる」という点です。

ブロックを繋げるゲーム感覚でプログラミングが学習できるからプログラミングが理解しやすい

javascript,スクラッチ

JavaScriptとスクラッチの画面を並べてみました。JavaScriptは私たちの携帯やパソコンなど日常の様々なものに使われているプログラミング言語です。こちらを最初に学ぶことも可能ですが、何も知らない状態でこの画面を見せられても言語が英語ですし、何がどうなっているのかわからず、特に子供は学ぼうという気持ちになかなかなれないと思います。

そのような難しいプログラミングの世界に、スクラッチはブロックをつなげるという子供たちにとって親しみのある行為で分かりやすく案内してくれます。スクラッチを経験して「プログラミングは楽しい!」と思えば、もっと色々な事が可能な少し難しいプログラミング言語にも挑戦しようと考えるでしょう。

プログラミングを介して興味のある世界とつながることができる

興味のある世界とつながる

スクラッチは全世界で1,100万人(2015年時点)の利用者登録のあるツールです。利用者登録をしなくてもスクラッチは使えるので、実際に利用している人は遥かに多いと思われます。利用者登録をしているうちの710万人(2015年時点)が様々な作品を作って公開しています。ゲームやアニメーション、デジタル絵本、音楽など様々なジャンルのものが作れます。

子供が興味のあるゲームで遊ぶこともできますし、「こんなアニメを作りたい」と思えばソース(プログラム内容)を見ることもできます。利用者登録をすれば自分の作品をサイトに公開することもでき、その作品を見た世界中の人から様々な反応をもらえます。みんなの反応が楽しくて、更にプログラミングを学びたいと思ってもらえると思います。

プログラミング的思考を身に付けられる

スクラッチではプログラミング学習で必要な様々なプログラミング的思考を身に付けることができます。

1 論理的思考力

論理的思考力

プログラミングは内容を整理して正確にコンピューターに指示をしなければ正しく動いてくれません。それはスクラッチももちろん同様です。プログラミング学習をすると、どうやって問題を解決すればいいか、パソコン上だけではなく人に対しても具体的に正確に伝えたり、自分でやることも順番づけて整理できるようになります。

日常の作業や機械の動きをプログラミング的に考えることもできますので、プログラミングのみならず日常にも様々な成長が見られることになるでしょう。

2 問題解決能力

問題解決能力。全部正解

プログラミングに関して、答えは一つではなく様々な答えがあります。また、正しいか間違っているかはすぐに答えが出るので、失敗を経験した後すぐ試行錯誤し再挑戦することができます。子供たちは様々なやり方で答えに向かい挑戦して、出来なかったらどこが間違っているか分析し、解決方法を常に考えるので、日常の様々な問題に対しても同じように考えるようになるでしょう。

また、答えがたくさんあるという事で、様々な角度から答えを考え、導き出すことができるようになるでしょう。

3 発想力、創造力

「作りたい」から「作れる」へ

プログラミングを学べば様々な答えを考え、探し出す発想力が身に付きます。そしてプログラミングが出来るようになってくれば「作りたい」と思っていたぼんやりしたアイディアが具体的な「作れる」に変わり、様々なアイディアを具体化し、作品を作ることができるようになるでしょう。

以上、プログラミングとスクラッチの説明をさせていただきました。

今年は無料体験会は終了しましたが、FlyNexiaではスクラッチの無料体験会を来年も引き続き行いますので、ご興味のある方は是非いらしてください!

無料体験説明会のお申し込みはこちらから!!

~ 1月のスケジュール ~

1/13(土):10:00~11:30、14:00~15:30
1/20(土):10:00~11:30、14:00~15:30
1/27(土):10:00~11:30、14:00~15:30

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