お子さんにプログラミングを学習させたいと考えている保護者の方は多いのではないでしょうか。小学校でプログラミング教育が始まったこともあり、習い事としても人気が上がっていますよね。
とはいえ、
・プログラミングってどんなものなのだろう。
・子どもに習わせるメリットはあるのだろうか。
などと疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、小学校でのプログラミング教育にも関わった筆者が、プログラミングを学習するメリットについて詳しく書いていきたいと思います。
この記事を読むことで「プログラミング」の内容について詳しく知ることができ、子どもに習わせるべきかどうか判断することができるでしょう。
プログラミングとは!?
プログラミングは、一言でいうと「コンピューターなどに処理の順番を示したもの」です。人間であれば自分の行動について、ある程度考えながら行動することができますよね。
しかし、コンピューターは自分で考えて動くことができません。そのため、あらかじめ何をするのかを設定しなければならないのです。
この人間がコンピューターに行動を指示することを「プログラミング」と呼んでいます。
実は、プログラミングの原理は日常の身近なところにもあります。たとえば、行事の「卒業式」を例にとってみましょう。
卒業式では、「①始めの言葉・②国歌斉唱・③卒業証書授与・・・」などのようにあらかじめ行動の順番が決められていますよね。出席者はこの順番に従って、動くわけです。
コンピューターでのプログラミングと聞くと、難しいというイメージを持つかもしれません。
しかし、本質は上にある「卒業式」と同じです。
卒業式では、
・プログラミングをする人(プログラムを作る人)=先生
・プログラミングに従う人=生徒・保護者
ですよね。
これがパソコンになってくると、
・プログラミングをする人=人間
・プログラミングに従う人=パソコン
といった構図になるのです。
また卒業式は日本語を使ってプログラミングが行われていますが、パソコン相手であれば日本語は通じません。
そこで、プログラミング言語というものを用いることになっています。
プログラミングを学習するメリット
では実際にプログラミングを学ぶことで、どんなメリットがあるのでしょうか。
以下に挙げてみました。
・解決力がつく
・創造力がつく
・将来性がある
順番に解説をしていきたいと思います。
解決力
プログラミングを始めると最初のうちは分からないことが多く、たくさん失敗することがあります。プログラミングはとても複雑でありながら1つでも入力を間違えてしまうと、とたんに動かなくなってしまうからです。
こういったエラーが起こった時に、その都度自分で原因を考えてトライしていく必要があるのです。トライ&エラーを繰り返していくうちに、だんだんと自分で解決できる力は身についてくるでしょう。
子供が社会に出る上で、「自己解決力」は必要不可欠なスキルではないでしょうか。たしかに、困ったときは職場の上司や友達に聞くこともできるでしょう。しかし、基本的には自分で判断し考えていく必要があります。
子どもの時期に、自分で考えるクセを身につけられるのは大きなメリットであるといえます。
想像力
子どもは、大人では考え付かないような発想をすることがあります。純粋で素直な目線だからこそ、見えるものもたくさんあるのでしょう。親としては、できれば子どもの可能性を広げてあげたいと感じませんか?
そんな思いを実現できるのが「プログラミング」です。たとえばプログラミングを使えば、絵に書いた魚を実際に動かすことができます。ほかにも、写真に絵を描いて加工をすることなどもできます。
子どもが自由な発想でいろんなことを思いついたとしても、実現できなかったら思考は閉ざされてしまいますよね。プログラミングを通して子どもが自分のアイディアを自由に表現できるため、大きく成長することができるでしょう。
将来性がある
現在ロボットやAI技術などが発展しており、さまざまな場面で機械化が行われています。今後は、さらにこの流れが加速していくことが考えられます。
いくつかの職業については、近い将来AIに変えられるという情報まで出ていますよね。不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
大事なのはこういったロボットやAIを操作する側になることです。
そのためにはプログラミングスキルを身につけ、今のうちに自由自在に扱える力を身につけることが重要になってくるでしょう。
まとめ
プログラミングを学ぶメリットは、想像以上にたくさんあります。
ぜひ、今話題になっている「プログラミング教室」を習い事として検討するのはいかがでしょうか。お子様の可能性を広げてあげることができるでしょう。