SDGsは、「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」と訳されます。
169のターゲット、17の項目から成り立っていますが、細分化されていて具体的な内容が分かりにくいと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、子供と一緒に家庭で実践できるSDGsの取り組みを数多く紹介しています。
身近なことからチャレンジして、子供たちに豊かな未来を残していきましょう。
家庭でも取り組める身の回りのSDGs
家庭で取り組めることは、お手伝い感覚、ゲーム感覚でチャレンジできることもたくさんあります。
SDGsを「勉強」としてではなく、自然なアクションとして考えていくのが楽しむコツと言えるでしょう。
使い捨てをやめてマイバッグ、マイボトルを活用
SDGsの12番めの目標に「つくる責任 つかう責任」があります。
この目標には、環境をないがしろにする生産体制を企業は反省し、消費者もまた大量消費を改めていこうという思いが込められています。
このように書くと難しく感じられますが、ビニール袋を買わずにマイバッグを使う、ペットボトルを買わずに水筒や繰り返し使えるコップを使って飲み物を飲むという行動も、立派なSDGsです。
食材はすべて使い切る「フードロス」をなくす
SDGsには、
・貧困をなくそう
・飢餓をゼロに
など「食」に関する目標があります。
多くの食材が廃棄される一方で、その日の食事も難しくお腹をすかせたまま眠る子供たちがいる厳しい現実。
これを変えていくには、まず食べ物を余すことなく食べる=フードロスをなくしていくことが大切です。
また、フーロドスを減らすことは廃棄物=ゴミを減らしていくことにもつながっています。すなわち、フードロスを減らすことは、ゴミで環境を破壊することを防げるため、
・住み続けられるまちづくりを
・気候変動に具体的な対策を
・海の豊かさを守ろう
・陸の豊かさも守ろう
といった目標にも密接につながっていきます。
子供たちが大人になり、その世代の子供たちが安心して暮らせる地球を保つため、
まずは「食べ残しをしない」、「購入した食べ物を無駄にせず使い切る」ことから試してみてはいかがでしょうか。
対話によって仲良く過ごす
お友達同士仲良くする、けんかした時には話し合って解決する、これらもSDGsの目標達成のために有効な事柄です。
SDGsには、
・ジェンダー平等を実現しよう
・人や国の不平等をなくそう
・平和と公正をすべての人に
・パートナーシップで目標を達成しよう
といった目標もあります。
人同士が対立した時に、多様性を認め合い、冷静に対話をもって関係を構築していくことで、世の中はより良い社会を保っていけるでしょう。
すべての人と仲良く過ごすのは難しいかもしれませんが、相手との違いを認め合う、嫌いな人とは衝突しないように距離を取るなど、
学年に合わせて争わずに済む人間関係の構築について話し合っていきたいですね。
子供に伝えたい!SDGs的取り組みを行う諸外国
世界には、国を挙げてSDGsに向けた取り組みを行っているところが多くあります。
ちなみに、日本は2021年度のSDGs目標達成率ランキングで18位となりました。
取り組みをしていないわけではありませんが、さらなる推進が望まれます。
スウェーデン
スウェーデンでは、ゴミを100種類に分別して資源を無駄にしない取り組みを進めています。
また、大臣の半数を女性にするよう定める、LGBTについて学びジェンダー平等を推進するなど、言葉ではなく行動で示す施策を多く展開しています。
フィンランド
フィンランドでは、公的福祉制度を充実させて、安心して暮らせる仕組みを作る動きが活発化しています。
出産費用の援助や大学院までの教育無償化といった子供向け施策だけでなく、高齢者や障害者向けの福祉制度や、失業保険の拡充といった改革も行なっています。
ドイツ
ドイツでは、「Kauf-nix-Tag(無買日)」を設定して物を無駄に買わないような取り組みが行われています。
さらに、近所で自分の持ち物を貸し合う「Pumpipume」という取り組みもあり、大量生産大量消費を脱する施策を数多く展開しています。
まとめ:国際的な感覚を身につけるためSDGsを意識しましょう
当スクールでは、国際人を目指すために夏のワークショップを開催しています。
今年7月に開催する「FlyNexia Global Academy プレミアムサマースクール2022」は、
「英語でSDGsの17の目標を学ぼう!」というテーマで、アクティビティを通してSDGsについて考えていきます。
ネイティブ講師とともに、英語でSDGsの各目標について掘り下げていきましょう。
チケット申し込みや詳細は、こちら(https://peatix.com/event/3264959/view)からご確認ください。