江戸川女子中学校は、国内外への進学を視野に入れたグローバルな教育を実施している「国際コース」があります。
英語が得意なお子さんにとって、有利となる入試制度も充実しており、「英語が好き!得意!」なお子さんにとってふさわしい学校と言えます。
江戸川女子中学校について
江戸川女子中学校は、「男女は平等であるべきだが、男女の特質が同じであることとは異なる」というポリシーの下、女子校としての伝統を守っています。
女性に適した環境を提供することで健やかな成長にとって重要な思春期をのびのびを過ごし、情操と教養を身につけるべきとしています。
校章には、古代の女性が鏡を磨くのに使っていたという「かたばみ」がモチーフとして入っています。
手入れの悪い鏡はくもり、歪んだ姿を映し出すと考え、鏡のように心を磨き、自分自身や周囲をくっきりと映し出せるような女性に成長してほしいという希望が込められています。
英語入試のレベル
江戸川女子中学校の英語入試には、
一般英語特化型入試
帰国生基礎学力型入試
の2種類があります。
つまり、帰国生でなくても英語に特化した試験を受験することができます。
試験科目は
Reading
Grammar & Vocabulary
Listening & Writing
面接(日本語・英語)です。
各試験は50分100点満点で、面接は約10分間、筆記試験と面接で総合判定となります。
英語試験のレベルは、どの分野も英検2級レベルとされています。
なお、帰国生の英語入試は特化型入試が英検2級レベル、基礎学力型入試が英検3級レベルです。
英語教育のクオリティ
国際コースの英語の授業は、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」のいわゆる4技能をバランスよく伸ばすことを目的に構成されています。
外国人講師と日本人講師が授業を担当し、
Reading、Speaking、Writingの授業、Grammarの授業、Global Studiesとオンライン英会話・多読の授業によって英語力を高めていきます。
Global Studiesでは、世界の事象について調べてプレゼンをするという探究型の授業が実施され、英語による自己発信力を高めることが期待できます。
春には2日間のTOKYO GLOBAL GATEWAY(東京英語村)での国内英語研修が実施されていて、オールイングリッシュでの生活体験もできます。
一般向け英語入試の合格率、倍率
2023年度における一般英語特化型入試の倍率は、1.29倍でした。
少子化によって、かつての名門校、人気校も定員割れするところが少なくありません。
自分の時代や価値観に照らし合わせると、2倍以下なら低倍率という印象を受ける保護者の方もいらっしゃるでしょう。
確かに倍率は高くはありません。
英検2級レベル相当を要求しているため学校の水準は高く、校風がお子さんとマッチすればいわゆる「狙い目」の学校となるのではないでしょうか。
江戸川女子中学校独自の取り組み、特色
「イマを磨く、ミライ輝く」というスローガンは、女子校ならではと言えるかもしれません。
このスローガンは、学力だけでなく、教養や礼儀作法を身につけ、相談しあえる友達と絆を深めることで、未来を輝かせることができるというポリシーをあらわしたものです。
教養やふるまいといった、一朝一夕では身につかないことをゆっくり身につけようという姿勢は、中高一貫の女子教育だからこそ実現できることではないでしょうか。
江戸川女子中学校の卒業生、主な進路は?
江戸川女子中学校から高校に進学してからは、国公立・難関私立大合格、海外への進路など、さまざまな進路へ進むことができます。
個人面談やクラス面談、三者面談が定期的に行われ、目標に向かってサポートを受けながら進むことができます。
一橋大学、東京外国語大学、千葉大学、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、立教大学、青山学院大学などに進学実績があり、指定校推薦を利用した合格実績も豊富です。
校風について:国際コースはどんなお子さんが向いている?
国際コースは、女子校の環境が好みで、なおかつ英語力をしっかりと伸ばしていきたいと考えるお子さんに向いています。
また、入試に関しては英検2級レベルが要求されるので、
これまでコツコツと英語を学び、英検を受験してきたお子さんにとっては「これまでの頑張りが認められた」と達成感を得られる学校と言えるでしょう。
中高一貫で難関大学への合格実績もあり、
高校入試を経験せずに大学までゆっくりと準備をしていけるメリットもあります。
まとめ:江戸川女子中学校は英語が得意なお子さんにおすすめ!
江戸川女子中学校は英語が得意で、英検を頑張ってきたお子さんにとってふさわしい学習環境です。
今の努力が、未来を輝かせるという、先の苦労が大きな実をみのらせる環境で、さらに飛躍できるでしょう。