中学の英語入試を考える:郁文館中学校

unnamed
Share on facebook
Share on twitter
Share on pinterest

 

郁文館夢学園は、東京都文京区にある共学制の学校です。 

中高一貫ですが、高校からの生徒募集もある併設型の一貫校になっています。

「夢を育む学校です。」がキャッチフレーズの郁文館中学校は、複雑化・多様化する社会に順応できる力と、夢・挑戦に合わせて努力する力を養うことを大切にしています。

進学やグローバルに特化したクラスなど、多様なクラス分けがなされているためか、偏差値は4261と幅があります。

郁文館中学校について

入試や英語教育のクオリティ、どのような英語教育が行われているかといった情報についてまとめました。

英語入試のレベル

郁文館中学校の英語入試は、「帰国生入試」という名称です。

特進クラス、グローバルリーダー特進クラス、進学クラスのいずれかに入学するための試験で、英語入試のレベルははっきりと明示されていません。

しかし、英検3級以上保持者は受験者平均点の10%相当、そして英検準2級以上保持者は受験者平均点の15%相当が加点されるため、入試は英検3級レベルに相当する難易度と想定されます。

公式サイトでは過去問も公開されているので、実際に難易度を解いて知りたいという方はぜひアクセスしてみましょう。およその難易度を推し量ることができるはずです。

英語教育のクオリティ

郁文館中学校では、世界のネイティブ講師とオンラインでつながるマンツーマン授業「席上留学」を実施しています。これはオンライン英会話のようなもので、生徒は望めば365日好きな時に英会話を学ぶことができます。

またネイティブ教員も多く在籍していて、英語の授業以外に副担任、補習・講習の指導者として話す機会が多く設けられています。

なお、郁文館高等学校は、2022年から日本と米国の高校卒業資格が得られるDDP(U.S.デュアルディプロマプログラム)を正式導入しました。

これに合わせて、中学から、聞く・話す・読む・書くの4技能をバランスよく伸ばすカリキュラムが組まれています。

英語入試の合格率、倍率

帰国生入試の倍率は、年によって変動しますがおおむね1.22倍程度となっています。

2022年度入試の結果は、国際生は志願者3名が全員合格、グローバルリーダー特進クラス選抜は、男女30名の定員に対して受験者は男女ともに10〜11人、合格者は男女とも9名ずつという結果でした。

郁文館中学校独自の取り組み、特色

郁文館中学校には「夢教育メソッド」があります。

これは、自分が25歳になった時どのように輝いていたいかを生徒に問い、その理想や想像から具体的な夢のイメージを構築して、その目標に向かって計画を立てていく学習のことです。

郁文館中学校は、米国の心理学者アンダース・エリクソンが研究で提唱した10,000時間の法則」に則った計画づくりを推奨しています。

10,000時間の法則とは、ある分野で一流のプロとして活躍するにはどのような分野であれ、10,000時間の努力が必要であるという説をあらわしたものです。

郁文館中学校では、中学3年間を夢のために努力する10,000時間として有意義なものにできるように、生徒のサポートに努めています。

郁文館中学校の卒業生、主な進路は?

郁文館中学校は併設型とはいえ中高一貫教育を実施していますので、中学校を卒業したほとんどの生徒はそのまま高校へ進学します。

郁文館の高校は郁文館高等学校と、郁文館グローバル高等学校があります。

郁文館高等学校の進学実績は地方国立大学、防衛大学校、早慶、いわゆるMARCHレベルの私立大学などです。

郁文館高等学校から海外の大学へも、若干名実績があります。

郁文館グローバル高等学校は、海外大学への進学実績が豊富です。

米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、韓国、インド、リトアニア、カンボジア、台湾、中国、英国など、英語圏以外の大学にも多く進学した実績をもっています。

校風について:どんなお子さんが向いている?

夢を重視する校風なので、自分で考えて進路を選びたいお子さんに向いています。

「良い学校で良い成績を取り、良い大学に行って良い企業に就職する」という一般的な理想だけでなく、幅広く世界を知って多様な進路に向かって努力してみたいと考えるお子さんなら、学校のサポートを十二分に活用して進んでいくことができるのではないでしょうか。

まとめ:郁文館中学校は帰国生におすすめ

郁文館中学校は、多様性を重視する校風であり、生徒の夢や希望に寄り添う姿勢を大切にしています。

この意味で、画一的な日本の教育に不安があるというお子さんにとって理想の進路となるかもしれません。

日本と米国の高校卒業資格を取得できるDDP2022年から導入し始めたのも、将来的に留学を検討しているご家庭は注目したいポイントです。

FlyNexia Mail Magazine

世界の教育に関する最新情報を無料で配信中です。今すぐメルマガに登録してお子様の将来にお役立てください。

この投稿を友達とシェアする

Share on facebook
Share on google
Share on twitter
Share on linkedin
メニューを閉じる