中学の英語入試を考える:芝浦工業大学附属中学校

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芝浦工業大学附属中学校は、男女共学の中高一貫制私立学校です。 

中高だけでなく、「中高大」を通じて理工系人材を育成するカリキュラムに特徴があります。

自立的な学習を奨励していて、自身で学問を掘り下げ調べていく姿勢を重んじています。

理系に特化している日本でも有数の学校なので、ぴったり合うお子さんにとっては最適の学習環境になるはずです。

芝浦工業大学附属中学校について

 

入試や英語教育のクオリティ、どのような英語教育が行われているかといった情報についてまとめました。

 

英語入試のレベル

 

芝浦工業大学附属中学校の帰国生入試は、海外の学校に連続2年以上在籍した実績のある、海外在住者あるいは帰国後2年以内のお子さんが受験できる入試です。

試験科目は、作文を含む国語と算数の2科目で、試験後に保護者同伴の面接があります。

さらに芝浦工業大学附属中学校の帰国生入試は、日本会場の他に、シンガポール会場があり、シンガポールのSMU(Singapore Management University)で受験可能です。

この会場での試験は算数のみで、保護者同伴での日本語による面接があります

学校のサイトにはサンプル問題が掲載されているので、レベルを確認するためにDLしてみても良いかもしれません。

なお、学校のサイトには今年度の受験情報が公開されています。

受験を考える際は、必ず公式の情報を再度参照することをおすすめします。

 

英語教育のクオリティ

 

芝浦工業大学附属中学校では、英語SUPERコースがあり、プレゼンテーションコンテスト、TGG研修などの実習も充実しています。

TGGとは、東京都教育委員会と民間企業の提携によって運営される体験型英語学習施設で、20231月にオープンしたばかりです。

芝浦工業大学附属中学校では、日本語と英語、コンピューター言語という3つの言語教育を総合的に行っていて、英語はグローバルを体感する言語として位置づけられています。

また、日本語についても話し方講座などが行われ対話や発表の機会を多く設けて4技能(聞く、話す読む、書く)をバランスよく鍛えるカリキュラムが用意されています。

帰国生なので日本語に不安がある将来的には日本で進学、就職したいのできちんとした日本語を身につけたいという場合も、安心して学べる環境となるでしょう。

中学生のうちから、Ruby、C、Scratchといった実践的なコンピューター言語を学べるのも魅力的です。

 

英語入試の合格率、倍率

 

芝浦工業大学附属中学校の全体の倍率は、57倍です。

実質倍率は4〜6となっています。

偏差値も66〜69と比較的高く、世界から見た日本の大学ランキングでも上位にくる人気の学校です。

芝浦工業大学附属中学校独自の取り組み、特色

 

芝浦工業大学附属中学校は、「授業第一主義」を掲げています。

授業を集中して受けて、自ら学び進める姿勢を会得することで、考える力を身につけられるとしています。

また、勉強のサポートとして大学生のチューター制度「学習クリニック」があり、学内の自習室でサポートが受けられるのが特徴のひとつです。

こうした点は、中高大一貫校ならではといえるかもしれません。

 

芝浦工業大学附属中学校の卒業生、主な進路は?

 

芝浦工業大学附属中学校の生徒は、同高等学校に進学した後、60%がそのまま芝浦工業大学へ進学します。

また、国公立大学、早慶上理への進学実績もあります。

進学先のほとんどは理系大学で、文系大学に進むのはかなり少数派となります。

少しでも文系に進む可能性がある場合は心配かもしれませんが、中学生のうちから理系一直線に進路が決まっているお子さんの場合は、同じ志をもつ仲間と一緒に切磋琢磨できる環境になります。

 

校風について:どんなお子さんが向いている?

 

日本でも数少ない、中高大と一貫して理系の教育を行う芝浦工業大学附属中学校は、やはり理系の学問に興味をもち、探究していきたいという思いをもつお子さんが向いています。

一方で、半数以上が附属大学へ進み、さらに他大学への進学実績も理系が圧倒的多数のため、文転(文系進路へ変更すること)するのは難しいと言わざるを得ません。

文系のお子さんには向いていない学校となるでしょう。

言い換えれば、理系を極めたいお子さんにとっては、中高大の10年間を通じて体系的に学びを積み上げられる環境となるはずです。

まとめ:芝浦工業大学附属中学校は帰国生におすすめ

 

芝浦工業大学附属中学校は、理系人材を育成する日本でも数少ない中高大一貫の学校です。

帰国生入試については、国内会場だけでなくシンガポール会場でも実施するなど意欲的な傾向にあるといえます。

中学入試に合格すると、大学まで進学できる可能性が強まるのも、魅力の一つになるでしょう。

また語学に関しては、日本語、英語、コンピューター言語という3つの言語教育を体系的に行うという特徴があり、真の意味でグローバルな考え方を身につけることができそうな学校です。

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