プログラミングで中学受験!?子どもたちに人気のマイクラ採用校も!

中学入試プログラミング
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都心を中心に競争が激化する中学入試。小学校低学年から準備や対策を検討する家庭も多く、入試に向けて早くから計画を立てたりビジョンを思い描いたりする保護者の方も少なくないのではないでしょうか。

そんななか、中学の入試に「プログラミング入試」が登場というニュースが少しずつ話題になっています。

 

マインクラフトが試験に?中学のプログラミング入試とは

 

現在プログラミング入試を実施しているのは、聖徳学園中学・高等学校、駒込中学校、大妻嵐山中学校、相模女子大中学部などです。

聖徳学園中学・高等学校では、マインクラフトを使った入試がおこなわれています。「ゲームとして遊んでいるマイクラが入試に?」、「一体どんな基準で点数がつくの?」「うちの子、今の受験対策で大丈夫?」という疑問がわいてくる方のために、各校のプログラミング入試について、現在の概要をご紹介しましょう。

 

聖徳学園中学・高等学校のプログラミング入試

 

聖徳学園中学・高等学校のプログラミング入試は、マインクラフトを使う「Minecraft入試」と、プログラミングロボットを使う「Sphero入試」の2種類から選択して受験することができます。

いずれも、プログラミングの知識やスキルで点数を獲得するのではなく、課題解決のためのゴールを自ら設定する力や、ものづくりのプロセスにおける試行錯誤、工夫する力が問われます。

 

注目したいのは、どちらの入試もプログラミングだけでなく、課題に対するインタビューと作文が課されることです。

つまり、想定される課題への対策を丸暗記したり、まぐれで成功したり、といったことは通用しません。

プログラミング入試は、課題に対する「考える力」や「対応する力」が問われます。これは、日頃からプログラミングに慣れ親しんでいないと培うのは難しいスキルといえるかもしれません。

・聖徳学園中学・高等学校

https://jsh.shotoku.ed.jp/

 

 

駒込中学校のプログラミング入試

 

駒込中学校でおこなわれているのは、科学、技術、工学、数学の各分野を横断的に学び、その知識を実際の生活に応用する力を問う「STEM入試」です。

試験は、アルゴリズムと四則計算を中心とする「STEMI」、プログラミングが中心の「STEMII」の2種類があります。

なお、FlyNexiaでは、STEMに芸術(Art)をプラスしたSTEAM教育を理念に掲げてプログラミングをコーチしています。中学受験を検討する上で、大いに役立つことでしょう。

・駒込中学校

https://www.komagome.ed.jp/

 

大妻嵐山中学校のプログラミング入試

 

大妻嵐山中学校のプログラミング入試は、「ORみらい力入試」という名称です。

ScratchやPyonkeeといった小学生向けのプログラミング言語を使って物語やゲームを作成し、その作成物についてプレゼンするという、クリエイターも顔負けの入試が実施されています。

この入試で問われるのは、プログラミングへの理解や知識、そしてその知識の活用方法を知っているかどうか、その知識を使って社会や世界へどのように関わっていくか、という能力の有無です。

・大妻嵐山中学校

https://www.otsuma-ranzan.ed.jp/

 

 

相模女子大中学部のプログラミング入試

相模女子大中学部では、3〜4人のグループに分かれて、プログラミングの発表とディスカッションをおこなうという入試がおこなわれました。ここでは、与えられた課題の成功ではなく、解決に至るプロセスやプログラミングの補正および再構築などが採点対象となっています。

つまり、ただ課題をこなすのではなく、真にプログラミングを理解しているかが問われる試験になっているということです。難しい関門に当たった時に、どうブレイクスルーするか。いずれのプログラミング入試も、その点が重視されています。

・相模女子大中学部

 

まとめ:これから増える?プログラミング入試

 

2019年度から実施されるようになったプログラミング入試ですが、実施している学校はまだ多くありません。

ですが、オンライン教育の必要性が叫ばれるようになり、世界的なデジタル化が急速に進む今、プログラミングやSTEAM教育のような横断的な応用力はより重要視されるようになってきています。

ここ数年の間に、プログラミング入試やそれに類する新しい入試を実施する学校は増えていくのではないでしょうか。中学受験でプログラミング入試がひとつのスタンダードとして認知されれば、次第に大学入試、就職採用試験などにも広がっていく可能性があります。今やプログラミングは、エンジニア志望やクリエイターを夢見る一部の子どもたちのものだけではないことを知っておく必要があるでしょう。

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