英検準2級の子、都立を目指すなら? 中学受験vs高校受験、どちらが有利?

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こんにちは。
FlyNexiaのTeacher Enenです。

今日は、お子様の英語教育に力を入れる保護者様方からよくいただくご相談について、少しじっくりお話ししたいと思います。

「うちの子、英語が得意なんです。小学生のうちに英検準2級、もしくは2級までいけそうで…。
将来は都立の国際高校や、英語を活かせる進路に進んでほしいんですが、
中学受験と高校受験、どちらを選ぶのが正解なんでしょうか?

——これは、本当に多いご相談です。

英語が得意なお子さんを見ていると、
「せっかくなら早めに良い環境に入れてあげたい」
「都立の中高一貫に入れたら安心なのでは?」
そんな気持ちになりますよね。

でも実は、英語が得意な子ほど、高校受験ルートのほうが有利になるケースがとても多いのです。

今日はその理由を、
倍率・制度・実例・家庭の負担という視点から、できるだけ分かりやすくお伝えします。


🧭 第1章|中学受験ルートの現実

まずは、中学受験ルートから見てみましょう。

都立の中高一貫校といえば、
小石川・白鷗・立川国際などが有名ですよね。

探究型の授業、レベルの高い生徒たち。
とても魅力的な環境に見えます。

ただ、現実には2つの大きな壁があります。

  • 倍率が非常に高い
  • 英語が入試で一切評価されない

都立中高一貫校の倍率は、おおよそ5〜7倍

つまり、6人受けて1人しか合格できない世界です。

学校名倍率英語出題特徴
小石川約7倍×理数・探究重視
白鷗約6倍×伝統校・進学実績
立川国際約5倍×英語教育強化型

※Teacher Enenの解説
立川国際は「英語教育強化型」と言われますが、
入試に英語は出ません

つまり、英検準2級を持っていても、入試では完全にノーカウント

算数・国語・作文で勝負しなければならず、
「せっかくの強みが活かせない…」と感じるご家庭はとても多いです。


🎯 第2章|高校受験ルートの実態

次に、高校受験ルートです。

日比谷高校、西高校、青山高校、都立国際高校など、
都立高校のレベルは全国的にもトップクラス。

そして実は、英語が得意な子にとって最もチャンスが多いのが、この高校受験なのです。

理由は明確で、英語資格の加点制度があるからです。

学校名資格の扱い内容
都立国際英検準2級+20点
青山高校英検2級+15点相当
日比谷高校参考資料面接・推薦で考慮

高校受験では、「英語が得意」がそのまま点数に変わります

さらに倍率も、
日比谷高校:約1.6倍
国際高校:約1.8倍。

高倍率の中学受験と比べると、
かなり現実的なのが分かります。


🌍 第3章|英語を活かせる環境の違い

実は、入学後の環境にも大きな差があります。

中高一貫校では、
全員が同じスタートで英語を学びます。

すでに英検3級・準2級を持っている子にとっては、
授業が簡単すぎてしまうことも少なくありません。

一方、高校受験ルートでは、
レベル別授業、留学、英語ディベートなど、
英語を「使って伸ばす」環境が整っています。


💰 第4章|塾費用と家庭の負担

現実的な話として、費用面も見てみましょう。

項目中学受験高校受験
通塾期間小4〜小6中1〜中3
総額約300万円約100万円

英語の勉強は、
高校受験・資格・将来にすべてつながります。


🌱 第5章|Teacher Enenの実体験から

実は、我が家の長男も中学受験で都立小石川を目指していました。

結果は不合格。

でもその後、英語を軸に学び直し、
英検2級 → 準1級まで取得。

高校受験では、
英語を武器に大きく成長し、
偏差値30台から70台レベルまで到達しました。

小学生の結果が、すべてではありません。


✅ まとめ

英語が得意な子にとって、
都立高校受験ルートが有利な理由は次の通りです。

  • 倍率が現実的
  • 英語資格が評価される
  • 中学でさらに伸ばせる
  • 選択肢が圧倒的に多い
  • 家庭の負担が軽い

焦らなくて大丈夫。

英語が得意な子は、
中学で力を蓄え、
高校受験で一気に花開くタイプがとても多いのです。

「このまま英語を伸ばして大丈夫?」
「みんなは塾で忙しそうだけど・・・」

と不安をお持ちの方は、LINEでいつでもご相談ください。

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